センターご紹介

センター概要

工学研究科化学系3専攻(当時),理学研究院化学部門および触媒化学研究センター(当時)を中心組織として発足した,文部科学省グローバルCOEプログラム「触媒が先導する物質科学イノベーション」(平成19年度~平成23年度)では,本学が世界に誇る触媒研究を物質科学の中心的課題である物質変換と物質創成の基盤研究としてとらえ,主要大学としてはじめての理工の大学院化学教育組織を統合した大学院総合化学院の設置(平成22年度),東アジアの拠点大学と連携した物質化学アジア国際連携大学院(AGS)の設置(平成20年度),様々な人材育成事業,国際交流事業を通じて,本学の化学系組織は,我が国を代表する物質科学教育研究拠点として成長致しました。 この間,本学名誉教授の鈴木章先生が「パラジウム触媒を用いるクロスカップリング反応の開発」で2010年ノーベル化学賞を受賞されるという本拠点にとって大変喜ばしいニュースもございました。 グローバルCOEプログラム「触媒が先導する物質科学イノベーション」は平成24年3月をもって終了致しましたが,本拠点の国際的に通用する次世代リーダーの養成事業および国際連携事業は,本拠点の中心的教育研究活動として継続されるべきものです。 そこで,工学研究院に「フロンティア化学教育研究センター」を平成24年6月に組織致しました。グローバルCOEプログラムと同様に、工学研究院応用化学部門と理学研究院化学部門、触媒科学研究所が連携して活動を行います。FCC-160310 本センターでは,物質変換と物質創製を担う最先端化学に関する研究を行うとともに,当該研究を推進する次世代のグローバルリーダーを養成するための人材育成支援および国内外の教育研究拠点とのネットワーク形成を行い,この分野の科学・技術の発展に資することを目的として活動を続けます。